エビングハウスの忘却曲線とは
エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発表した人が忘却するメカニズムを端的に表したグラフのこと。
20分後:節約率58%(=42%が再び覚えるのにかかった時間)
1時間後:節約率44%(=56%が再び覚えるのにかかった時間)
9時間後:節約率36%(=64%が再び覚えるのにかかった時間)
1日後:節約率33%(=67%が再び覚えるのにかかった時間)
2日後:節約率28%(=72%が再び覚えるのにかかった時間)
6日後:節約率25%(=75%が再び覚えるのにかかった時間)
31日後:節約率21%(=79%が再び覚えるのにかかった時間)
節約率とは、1回目に記憶した時にかかった時間に比べ、2回目に記憶した時の時間がどれだけ節約できたかを表す。(例:10分で記憶したことを1時間後に復習すると4分24秒(節約率44%)で記憶できた)
※覚えた量(記憶保持率)ではなく節約率が正しい解釈。誤解も多い。
※ただこのデータは「子音・母音・子音」からなる無意味な音節を覚えた時の記憶データなので、全ての記憶に関して一概にこれが当てはまる訳ではないので注意。しかし、文字の羅列に近い情報などはエビングハウスの忘却曲線に近づくと考えられる。
エビングハウスの忘却曲線からの学び
◯時間が経つほど記憶は減り、復習に必要な時間や労力が増える。
◯早く復習すれば早く記憶を戻せる