知識：インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託はインデックスファンドとアクティブファンドの2種類に分類できる。

二つの違いを簡単な表にまとめてみると

	インデックスファンド	アクティブファンド
運用目標	指数に連動する	指数を上回る
組入銘柄	指数と同様の構成	プロが優良な銘柄を厳選
手数料	低い	高い

二つの大きな違いは特定の指数（TOPIXやS＆P500など）に連動するか、プロが指数を上回る利益を狙うか。

インデックスファンドは指数に連動、つまり指数と同じ銘柄でポートフォリオを作って運用すればいいので、プロによる選定の手間が不要なため手数料が低くなる。逆にアクティブファンドはプロが銘柄を選定する手間があるため、手数料が高くなる。

インデックスファンドとアクティブファンドどっちが良いのか？

実績ベースで見ると、多くのアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が高い運用実績を残していると言われている。

S＆Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによる2016年の調査でも米国のアクティブファンドは10年間で85％が指数を下回ったと明らかになった。

つまりインデックスファンドの運用実績を上回るアクティブファンドはごく一部ということ。初心者は特にそのようなアクティブファンドを見つけるのも難しいため、そこに時間を割くのではなくインデックスファンドで資産形成を始めるのが良いだろう。

またS＆P500指数に連動するインデックスファンドに投資するということはアメリカの主要500企業に投資するということであり、手軽に分散投資ができるのも良いことの一つ。