知識：「r＞g」

「r > g」（読み方：アールダイナリジー）とは、トマ・ピケティ（フランスの経済学者）著の『21世紀の資本』の中で示された不等式。

彼が18世紀まで遡って資本と労働のデータを集約したグラフを見てみると

出典：ピケティHP

「r」（return リターン）＝資本収益率→年に5％程度

「g」（growth グロース）＝経済成長率→年に１〜２％程度

よって「r＞g」（経済成長率よりも資本収益率の方が高くなる）が成り立つ。

この不等式から言えることは

「労働で得られる富よりも、資産によって得られる富の方が成長が早い」

「資産を持って裕福な人はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」

ということ。

そしてここから私たちが学ぶべきことは

「早く資産を作りたいなら労働者（g）の立場ではなく、投資家（r）の立場に立とう」

と言うこと。