指数〔インデックス〕とはある一定のルールに従って選んだ対象から計算された数値のことで市場の動きを知るためのモノサシとして活用されている。
指数の種類には株価指数・債券指数・REIT指数・コモディティ指数など様々。
株価指数
株価指数は株価の動きを表す指数。
株価平均型と時価総額加重型の2種類に分類できる。
◯株価平均型
⇒構成銘柄の株価合計÷構成銘柄数÷除数で算出。円やドルなどその国の通貨で単位が表示される。構成銘柄の株価の平均。助数は急激な変動や誤差を避けるために用いられる数値。各銘柄の株価の上下に左右される。
◯時価総額加重型
⇒構成銘柄の時価総額の合計÷基準点の時価総額合計で算出。ポイントという単位で表示される。基準点と比較し、時価総額がどのように増減しているのか分かる。各銘柄の時価総額に左右される。
主な株価指数
◯日本
・日経平均株価〔日経225〕
⇒東証一部を代表する銘柄(225銘柄)・株価平均型
特徴:主要な日本株式市場の動向を把握できる。
・東証株価指数〔TOPIX〕
⇒東証一部の全銘柄(約2,200銘柄)・時価総額加重型
特徴:日本株式市場全体の動向を把握できる。
・JPX日経インデックス400
⇒投資者にとって投資魅力の高い会社(400銘柄)・時価総額加重型
特徴:流動性・利益水準・資本効率・ガバナンスを考慮している。
◯米国
・NYダウ工業株30種平均株価
⇒米国を代表する銘柄(30銘柄)・株価平均型
特徴:米国の株価指数の中で最も古い株価指数。
・NASDAQ総合指数
⇒ナスダック市場の全銘柄(約3,000銘柄)・時価総額加重型
特徴:ハイテク関連やインターネット関連など新興産業の動向を把握できる。
・S&P500
⇒ナスダックやニューヨーク証券取引所に上場している代表的な銘柄(500銘柄)・時価総額加重型
特徴:産業分野に偏りが少なく、米国株式市場の動向を把握できる。
※これらの特定の指数に連動した運用を目指す投資信託はインデックスファンド(別記事)と呼ばれる。またこのインデックスファンドへ投資する投資手法をインデックス投資またはインデックス運用と呼ばれる。